2016-03-22 18:23
以前より触れてみたいと思っていたレーザーカッターに、ようやく触れてきました。ひと昔前では精密な工作などは非常にハードルの高いものでした。
まず、工房などは専門的な場所であり、素人が入ることすらできなそうなイメージすらありました。しかし、最近では色々なところに工房ができ、それが比較的低価格で使えるようになってきました。また、プロトタイプの文化が少しずつ根付いてきたこともあり、今まで手を出していなかった人たちもやってみようという流れになっているように感じます。
名前の通り、レーザーによる加工ができる機械です。加工プロセスには「カット」「彫刻」「マーキング」などがあり、非常に多岐にわたる加工をすることができます。
その魅力はなんと言ってもレーザーによる正確な加工ではないでしょうか。また、アクリルやガラスから木材まで、多くの素材を扱えることも魅力だと思います。
使い方も非常に簡単で、1時間程講習を受けたら大体覚えることができました。
実作業に必要なものは、カットする素材とデータ(.ai)です。本職がweb系なこともあり、データの形式なども馴染みがあってとっつきやすかったです。
講習で作成したMakersBaseマークです。ロゴマークや文字は彫り、周りはカットしています。
余った時間で好きなものを作ってよかったので、FITRをつくってみました。レーザーの強さや動かす早さによって出来上がりが変わります。
色々な設定値で試してみました。ちょっと焦げたものもあります笑
レーザーカッターを使うことで、ほとんどデジタルの知識しか持っていない僕が実際に「もの」を作ることができました。もちろん、いいものを作るためにはもっと練習が必要となると思われますが、ディスプレイの外側で物体を作ることができることは、とても大きな喜びがありました。
今後、IoTや展示コンテンツなど、色々なところに導入していけたらと考えています。